奥歯の寿命は約50年?失う前に始めたい毎日のケア

トラブルを起こす歯

こんにちは。岐阜柳津デンタルクリニックの歯科衛生士、飯田です。

奥歯は、食べ物をしっかり噛み砕くために欠かせない大切な歯です。
一方で、歯の中でも負担がかかりやすく、寿命が短くなりやすいといわれています。奥歯を失うと、食事だけでなく全身の健康にも影響することがあります。
今回は、奥歯の寿命と、できるだけ長く守るためのポイントについてお話しします。

歯の平均寿命は約50~65年

厚生労働省の平成11年(1999年)歯科疾患実態調査によると、日本人の歯の平均寿命は約50~65年です。その中でも奥歯(大臼歯)は最も短く、前歯の犬歯に比べ16年以上も早く抜けてしまいます。
なお、このデータは厚生労働省が実施した平成11年(1999年)の歯科疾患実態調査に基づくものです。近年は予防歯科の普及により、歯の寿命がさらに延伸している可能性があります。
日本人の平均寿命は現在、男性が約81歳、女性が約87歳です。一方、最も寿命が短い第二大臼歯の寿命は、約50年といわれています。10歳で歯が生えそろったとすると、人の寿命と歯の寿命には20年以上の差が生じます。

奥歯の寿命が短い理由

歯を失う主な原因は、むし歯と歯周病です。これらが歯を失う原因の7割以上を占めるといわれています。
奥歯は歯ブラシが届きにくく、歯垢が残りやすい部位です。そのため、むし歯や歯周病のリスクが高まり、寿命も短くなりやすいと考えられます。

奥歯を失うと、噛む力が低下する

奥歯の重要な役割は、食べ物を噛み砕くことです。噛むときには、奥歯に自分の体重と同じくらいの力がかかるといわれています。
奥歯(大臼歯)を1本失っただけで、食べ物をすり潰す力が20~30%も落ちるといわれています。その結果、十分に噛めなくなり、消化や栄養の吸収にも影響する可能性があります。さらに、全身の健康維持にも関わることがあるため、適切なケアによって奥歯を守ることが大切です。

奥歯を守るためにできること

奥歯は磨き残しが多く、むし歯や歯周病のリスクが高い部位です。
特に、3か月に1回を目安に歯科医院でプロフェッショナルケアを受け、奥歯の状態を確認することが大切です。
当クリニックでは、定期検診でむし歯や歯周病の有無を確認しています。毎日のケアと定期的なメンテナンスで、奥歯をできるだけ長く健康に保ちましょう。

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