定期的な歯科検診がもたらす効果

こんにちは。
岐阜柳津デンタルクリニック、歯科衛生士の飯田です。
8月30日は、太陽のような明るい笑顔の人のための日として「ハッピーサンシャインデー」が制定されています。
今回は、定期的な歯科検診の大切さについてお話しします。
笑顔とお口の健康はつながっている
健康な生活を送るためには、毎日の暮らしを笑顔で過ごすことがとても大切です。
笑うことでお口のまわりの筋肉が動き、同時に唾液の分泌も活発になります。唾液には、お口の中をきれいにする洗浄作用や、細菌の増殖を抑える抗菌作用があります。
そのため、笑顔でいることは、自然とむし歯や歯周病を予防することにもつながるのです。
歯科検診の役割とは?
定期的に歯科検診を受けることで、以下のようなメリットがあります。
むし歯・歯周病の早期発見
初期のむし歯や歯周病は、自覚症状がほとんどなく、「気付いたときには進行していた」ということも少なくありません。
そのため、定期的な歯科検診を受けることで、問題を早い段階で発見し、治療につなげることができます。
お口のトラブル予防
歯科検診では、歯のクリーニングやフッ素(フッ化物)塗布などを行い、さまざまなトラブルを未然に防ぐことができます。
また、歯の汚れや着色、かぶせ物・つめ物の状態も確認できます。
定期検診を続けることで得られるメリット
全身の健康にもつながる
お口の健康は体の健康と深い関わりがあります。
むし歯や歯周病が進行すると、糖尿病や心疾患、脳梗塞などの病気にも影響するといわれています。そのため、定期検診でお口を健康に保つことは、全身の健康を守ることにつながります。
通院の負担が減る
痛みや腫れなどの症状が出てから受診すると、治療に時間がかかったり、費用が多くかかったりすることがあります。しかし、定期検診を受診していれば、早期発見、早期治療により、軽い処置で済む場合が多く、治療期間や費用を抑えられます。
このように、「早めのケア」を心掛けることで、患者さまの負担を減らすことができます。
年代別にみる歯科検診の重要性
年齢やライフステージによって、お口の状態は変化していきます。
ここでは、年代ごとに歯科検診の頻度などについてご紹介します。
子ども
乳歯の状態は、将来生えてくる永久歯の健康にも影響します。
定期的なチェックとフッ素(フッ化物)塗布、歯みがき指導で、むし歯を予防しましょう。
3〜6か月に1回の検診が理想的です。
成人
仕事や生活のストレスから、歯ぎしりやドライマウスなどが起こりやすくなります。
これらは咬み合わせの乱れや、むし歯・歯周病のリスクを高めます。
そのため、3〜6か月に1回の定期検診を心掛けましょう。
高齢者
年齢とともに歯ぐきが下がったり、歯を失いやすくなったりします。
噛む力が弱まると、十分な栄養がとれず、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
1〜2か月に1回の検診が、お口の健康を長く保つポイントです。
まとめ
定期的な歯科検診は、笑顔を守るだけでなく、全身の健康を保つうえでもとても大切です。
むし歯や歯周病の予防、そして将来的な負担を減らすためにも、自分に合ったペースで歯科検診を受けるようにしましょう。
お口の健康について気になることがあれば、お気軽に当クリニックまでご相談ください。